金沢大学創設資料

 金沢大学の創設は,旧帝大型の総合大学をめざした「北陸総合大学設置期成同盟会」(昭和21年6月3日発足)の運動に始まる。戦後の教育政策に対応しながら,運動機関の名称は「北陸総合大学設立準備委員会」,「北陸大学実施準備委員会」,「金沢大学実施準備委員会」と変わるが,昭和24年(1949)5月31日新制国立大学として「金沢大学」が発足する。

 新制大学発足前後の様相をみることができる貴重な資料が,「金沢大学創設資料」(全4巻,別冊1巻)である。成立は昭和26年(1951)ごろ。金沢大学附属図書館蔵。マイクロフィルム化されている。このうち,特に大学設立要項,大学設置認可申請書,占領軍からの提言等,いくつかの興味深い資料を紹介する。

 写真で見る金沢大学の歩み

 前身校を含む金沢大学の歴史を,写真によって再現する。これらの写真は,平成11年(1999)5月に開催された「金沢大学創立50周年記念展示」で展示するために,卒業生,教官,事務官から提供いただいた。

 前身校と大学創設期

 金沢大学は,戦後の教育改革により,県内の官立教育機関を統合・再編して昭和24年(1949)5月に発足した。前身校及び,金沢城内旧陸軍の施設と前身校の校舎を利用した創設期の校舎を紹介する。

 成瀬正居日記

 成瀬正居(マサスエ)は幕末から明治にかけて生きた金沢人である。加賀藩の学校へ 通った少年時代,藩の重職を歴任した青壮年時代,維新の激動期をくぐり,神官とし てその生を終えた晩年に至るまで,彼は日記を怠ることなく書き続けた。この日記は 虫害がひどく,利用出来ない状態であったが,創立50周年を前に行われた大修復作業 の結果甦ったのである。

 金子元学長絵はがき集

 金子曽政(かねこかつまさ)元学長は,昭和14年(1939)旅順工科大学を卒業,昭和25年(1950)金沢大学教授,昭和46年(1971)から50年(1975)の工学部長を経て,昭和54年(1979)から60年(1985)年まで学長をつとめられました。平成13年(2001)に逝去されました。

 長い間親しんできた金沢城内から角間へのキャンパス移転,移り行く時の流れを見つめてこられた金子元学長が,城内,角間周辺の四季折々の豊かな自然を写真と詩に織り込んで絵はがきにまとめました。

 金沢大学資料館ホームページ

 金沢大学資料館は,第T期総合移転(角間)を機に,本学が保管している学術資料を積極的に研究・教育に活用する目的で,平成元年に設立された。収蔵資料は随時データベース化し,資料館ホームページで紹介している。




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